原題: 『Liberty, Dominion, and the Two Swords: On the Origins of Western Political Theology (180-398) (Publications in Medieval Studies)』著者: Lester L. Field出版社: Univ of Notre Dame Pr言語: 英語ISBN-13: 978-0268013042発売日: 1999/02状態: 書き込み無し。表紙折れ若干あり。側面シミ若干有り。本文状態良好。本書(邦訳題『自由・主権・両剣論』)は中世ヨーロッパの政治理論を支配した本質的な用語「教会の自由」の起源を求める研究です。従来盛期中世の思想家・著述家を通じての研究は膨大に行われてきましたが、その思想の起源の成立期まで遡ることはありませんでした。本書は殉教時代やコンスタンティヌス帝時代、アンブロシウスの時代のそれぞれにおいて、教皇の権能や皇帝の義務、自由と支配という問題がどう論じられているかを探り、両剣論の淵源における本質に迫ります。西洋政治思想史の重要研究でありながらも入手困難な一冊です。日本国内の大学図書館にもほとんど収蔵されておりません。